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種から育ったミカン

奄美でミカン栽培

種から発芽したミカン

ミカンの木は人間が育成を放棄して自然に返すと、すぐに荒廃してしまい、そうなると美味しいみかんの実が成る事はまず無く、たいがいは数年で枯れてしまうという話をよく聞きます。

ミカンは病害虫に弱く、新葉などすぐに虫食いだらけになる事などから、この話はかなり信憑性があるのだろうと思います。

おそらく人間が好んで食べる果樹の殆ども、ミカンと同じではないでしょうか。

種から発芽したみかんの芽

これは山の斜面を刈っているときに見つけたものです。

小さい発芽したばかりの双葉がなんとなくみかん葉と似ているので、引っこ抜くと、まだ種が残っていました。

たぶん鳥が落としたみかんの種がこうなったのでしょう。

見つけたのは20年3月。何本か見つけたし時期も良いしで植えて育ててみる事にしました。防除や施肥もせずどこまで自然に育つのかを見たいからです。

実が成るのは期待していません。畑の斜面に植えて防風林のようになってくれれば上等です。

これは20年6月現在の様子。

予想通りかなり害虫にやられていますが、防除したい気持ちを抑えて、このまま自然に任せておきます。

果樹の成長は時間が掛かります。気長に成長を観察しながら、この同じページで画像報告をしていきたいと思います。

6月後半、左上のミカン木の葉がアゲハの幼虫に食い荒らされていました。
幼虫を発見したときには手遅れで、葉は全滅。ここから再生するのでしょうか・・・

アゲハ幼虫に喰われたミカンの木


8月、元気に復活していました


21年春、約1年後の実生ミカン。

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