「文旦」か「日向夏」かハッサクか?
ハッサクにしては黄色い、日向夏にしては少しばかり大きいし、文旦はもっともっと大きかったような?
品種不明。そんなミカンの木が畑にあります。
誰が(おそらく植えたのは義父)いつ頃植えた何のミカンなのか分からず、悩ましい。
完全放置だったので、昨年僕が手を入れるまで剪定も肥料も無し。高さ2・5m、幹直径10cm前後。そのサイズから、植えて7~8年、だいたい10年くらいは経ているんじゃないかと。
剪定の意味すらろくに分かっていない昨年、少しばかり手を入れ、それが功奏したのかどうか花を咲かせ、スカスカで頼りない樹冠なのに、けっこうな実を付けてくれました。
皮が厚くややスッパイので僕は味見の一粒だけですが、酸っぱい柑橘が好きなミカン通(でもこのミカン名は知らない)の嫁さんが、一人で全部食べ尽くしてしまった。
今年の春先に徒長枝などをバッサリ剪定し、整枝をこころみたところ、4月ごろには新葉が増えて樹冠らしくなっています。
もっと枝葉が増えたらもう少し樹高を低くして・・・
これは先々、良い樹形のミカンになりそうな予感。
でもやっぱり何のミカンなのか知りたいです。
葉の姿形
幹には模様が
写真だけで分かってしまうミカンの専門家さんやミカン農家さん、もしこのページを見たら、ぜひ素人のお爺ちゃんに教えてやって下さい。🙏
後日、この名無しミカンの種類は「ハッサク」に落ち着きました。
そろそろ八朔の収穫
このハッサク(正確には分からないが多分八朔かと)の木は、義父が100歳くらいになって植えたものです。
100歳を超えてもボケるどころか元気に畑仕事をしていました。
驚くべき頑健さでしたが、さすがにここ2年ほどは病院の世話になり、先頃逝去しました。
苦しいおもいもせず老衰のように安らかに亡くなったとか。大往生といえるでしょう。
妻は亡くなる数週間前から毎日病院通いして父と意志の疎通もできたので、娘としてあまり悔いも残らないかもしれません。
3年ほど前から僕が剪定などして手を入れるようになり、今年もたくさん実をつけました。
この画像、撮影位置のせいか葉が異様に少なく見えてガイコツみたいな変な感じですが、実際にはそこそこ葉が付いています。
亡き義父の思い出として、このハッサクも大事に育てていこうかと思っています。