スイートスプリングを栽培してみる
スイートスプリングはタンゼロ類のカンキツ。「上田温州」と「ハッサク」を交配して作出されたそうです。
僕は皮が厚いミカンは苦手で、たとえ美味しいミカンでも、剥きにくいのをわざわざ食べようとは思わないタイプ。なので皮が厚いスイートスプリングに思い入れはありません。植えたのは嫁さんがこのミカンを好きだからです。
スイートスプリングの植え付け
畑を取り囲む山の斜面に適当な空間があったので、20年の3月に入る手前のまだ肌寒い頃、スイートスプリングの3年生苗木を植え付けました。
かなり傾斜が強くて立っているのも大変な場所ですが、西を背にして東と南から日光が当たるし、ミカンには良い場所だと思ったのです。
植え付け直後は濃緑の大きい葉がしかっりしていて「さすがに3年生苗は違うなあ。どんどん成長しそう。」などと期待していたのでした。
ところが春になって暖かくなってくると、なぜか葉がグンニャリして元気がない。「夏バテなのかな」
5月ごろになっても新芽どころか、さらにグンニャリ。葉にシワがよってるし、黄色くなってしまった葉もある。あわてて尿素を葉面散布してみたり。
理由がまったく分からず、どう対処すればいいのか・・・
「暑すぎるのかなあ」「土が合わない?」「肥料が足りない?」
(後から思えば、肥料多すぎ、かまいすぎ、でした)
もうダメかも知れんね・・・
あきらめかけたいた6月。
やっと芽が出てきた!
花芽も出てきましたが、蕾のうちに全摘蕾しました。
7月~8月にかけて新葉展開
植え付けから1年後
一年後の春。
葉もかなり増えてるし、今年は摘蕾滴花せずに咲かせて実にし、摘果で対応しようと思います。葉と枝の具合を見ながら果実を落として、最終的に味見用の数個を収穫してみようかと。
このスイートスプリング、頭デッカチで下垂枝が多い様子ですが、今は葉数を減らさないことに専念して、剪定は来年新春にしようかなと考えてます。
スイートスプリング 秋までの成長記録
昨年植え付けたスイートスプリング、今年は実をつけさせる事にしました。収穫ではなく「味見のため少し取る」です。
通常、ミカン類は植え付け4年目か5年目で実をならせるものですが、このスイートスプリングは植えた時点で三年生苗だったので、少しくらい実を付けさせても大丈夫なはず。
自分で育てた初めてのミカンの実です。嬉しいですね。収穫まで油断はできませんが。
4月後半の様子。鈴なりとまでは言えないけど、それにちょっと近い感じ。
100個ほど果実ができてましたが、ほとんどは摘果で落とします。
かなり早い時期から段階的に摘果でポイ。
もったいないけど今は木の成長が優先なので仕方ない。
8月の時点で実を10個ほどに減らしました。
これから冬にむけて徐々に色づき、ミカンらしくなるのを待ちます。無事に育てば1月か2月には食べられるでしょう。