奄美のふくらかん
奄美独特の食品はけっこう多くて、鶏飯などの郷土料理はよく知られています。僕は「おやつ系」の、「みき」や「ふくらかん」がお気に入り。
和食の材料と和食道具
「ふくらかん」というのは「ふくれ菓子」の奄美での呼び方です。普通にふくれ菓子で通じるけれど、「膨れ羹(ふくれかん)」又は「ふくらかん」と呼ばれています。(年配の奄美人は「ふくらかん」と呼んでいる印象)
その名称通り、ふっくらフワフワで、ケーキのような姿。
「ふくれ菓子」は鹿児島や宮崎といった九州南部の他、冲縄でも作られていて、冲縄では「黒糖かすてら又はアガラサー」と呼ばれているみたいです。形は角形や円形と地方によって少し違ったり。
奄美のは冲縄と同じような半球形でかなり大きい。
薄力粉に黒砂糖に水、そして膨張剤の重曹を加えて蒸し上げるのが基本の作り方。独自のアレンジも多いそうです。
外見からは分かりにくいのだけど、
このお菓子、凄くモチモチして食感がとても良いのです。
よく膨張させているので当然フワッフワ。だけど類似のカステラに比べると、モチモチと吸い付くようなしっとり感があるんですよね。
なんだろう?このスポンジ感。とか思いながらパクパク全部食べてしまう。パサパサしてないから食べやすいのだ。
次はいつ作ってくれるのかな。
いや、自分で作ってみるか。