津之輝ミカンを育てる(2)
21年3月に植え付けた津之輝の1年生苗。
あれから一ヶ月も経たないのに、芽がワサワサと出て伸びてきました。
少量の分肥を与えるついでに、下の芽を掻き取ります。
接いだ部分から上、握りこぶしの長さ(約10cm)範囲にある芽を指でちぎって取り除く。
本番の芽かきは春・夏になりますが、今から取っておくと夏の芽かき作業が少し楽になります。どうせ使い途の無い芽だし、そのぶん上部の芽に栄養が回ってくれます。
ミカン苗、夏の作業
21年の夏も8月中旬を越えて朝晩は少しだけ暑さが和らいでいる気がします。それでもやはり暑い奄美大島の晩夏。
春先に植え付けた津之輝の1年生苗
約5ヶ月後の8月下旬の様子です。
ほぼ順調に育ち、主枝候補が何本も伸長しています。
沢山分岐してしまってる箇所を芽かぎしたいところですが、経験のない初心者の僕には芽を取った後の成長イメージが見えないので、しばらく放置します。
ただし下の様な明らかに何の役にも立たなくて邪魔にしかならない枝だけは切り取りました。
残すのに良さそうな枝と並行して同じ方向に伸び、先々かぶってしまうのは確実なので、今のうちに除去しても問題ないでしょう。わざわざ誘引してまで残す価値は無いと判断。
主枝になりそうなしっかりした枝が3本ほど見えてきたら誘引する予定。たぶん10月か11月頃になるでしょう。
同時期に植えた津之輝2年生苗木の方は上方向に伸びた枝で過密化してきたので誘引する事にしました。
将来の間伐を前提に密植してあるので、横方向に広げて良いのか悩みますが、このままでは背の高いミカン木になってしまうので今のうちに樹作りすることにします。
取り除きたい不要枝がかなり目につきましたが、今は切るのをやめて無理やり誘引してでも残すことにします。葉数を少しでも多くして成長を促進したいからです。
葉が増えて樹勢がしっかりした後で不要枝を剪定したほうが良さそう。なので今は枯れ枝とかだけの除去にしておきます。