せとかを接ぎ木に
昨年(20年)の早春に「せとか」の2年生苗を一株植えたのですが、どうも成長が芳しくない。思えば植え付け時に根がすごく貧弱だったなあ。根を確認して買える品物でもないし、やはり販売店の信頼性は大事ですね。
他のミカン苗が新葉をつけている初夏の頃、なんの動きもなく生きてるか死んでるかも分からない「せとか」に不安をおぼえ、レスキューのつもりで挿し木にしてみました。
接ぎ先にした台木は、おそらく種から勝手に育った実生の、名も知らぬミカン木。畑の隅に生えていて、誰も植えた憶えが無いと言うので鳥の仕業でしょう。
種類も分からないミカン木を育てる気にもなれないし、育てても実生なのでミカンが成るのは8年後とかになりそう。その時僕はもうお爺ちゃんだし(今もだけど)、高級ミカン「せとか」にうまくチェンジできればいうことなし。
せとかを接ぎ木にした結果
3月後半に接ぎ木し、5月には芽が出ました。
芽が成長する暇もあらばこそ、すぐ虫にやられています。
このまま山の畑で育てていたら、害虫に芽を全滅させられてしまう。そう判断してポットに移し管理しやすい家の庭に移動。
その判断が良かったのか、翌6月には元気に回復の兆しが。
7月8月、順調に葉数を増やしています。
今年(21年)4月、苗木らしい姿になった接ぎ木のせとか。
このせとかは、大鉢にして庭で育てる予定でいます。
接ぎ木で育てた【せとか】の現在
畑で接ぎ木にした「せとか」
山の畑では害虫の被害が酷すぎて、家に持ち帰り鉢で育てていましたが、そこそこ樹の勢いが良くなったので、再び畑に定植しておきました。
鉢植えだとすぐに根が詰まるし、それを回避する為に盆栽のようにこじんまり育てるしかないわけで、可能ならばやはり地植えにして大きくしたい。
やや元気が無い気もするが、春芽も出て
五月には緑化。
今年の成長次第ですが来年には数個くらい実をならせてもいいかも。それとも再来年まで待つべきでしょうか。
23年3月後半
23年3月後半のせとか。少しだけ着果させます。
翌24年
翌年1月、着果数が少ないので「超大玉」になりました。奄美の気候だと2月頃が収穫時期かも。