奄美大島の隠れ浜
奄美市の北にある笠利町に出現する「隠れ浜」を見に行ってきました。
春から夏にかけて最も潮位差の激しい大潮の日の干潮時、年に数回だけ姿を見せるという砂浜で、奄美大島の名所の一つです。
場所は奄美市の名瀬市街から車で30~40分北上した、西海岸(東シナ海側)で、ちょうど奄美空港(東海岸・太平洋側)の反対側になります。空港からだと車で15分程度の所。
今年(21年)の隠れ浜の出現日は、4月の28日~29日。今日は27日で、いわば前日なんですが、明日28日は曇り空、翌29日は雨との予報なので、晴天の今日見てきたのです。
名瀬から北上すると、龍郷町の役場あたりから笠利に向かう海岸線(西海岸)は、複雑で大きな入り江の連続になっています。
国道58を北へ向かうと龍郷町の北端「赤尾木」に出て、そこで空港行きの案内標識が現れ、そこを右折すると東海岸に出て空港に至ります。
右折せず直進すると、左に海を望む海岸道路が続き、ほどなく笠利町との境界へ。その境界線あたりにある岬が「一屯崎」で、その岬と次の崎原という大きな岬の内海に「隠れ浜」が出現します。そこの地域名は「喜瀬」
喜瀬の集落を過ぎるあたりに「崎原」の標識があり道が二叉、左に進んで海沿いを1分も走れば「隠れ浜」のスポットに着きます。
周辺の人は隠れ浜のことを「ナーバマ」と呼んでいるそう(普段は無いハマだからか)
ちなみにそこを通り過ぎてさらに進むと、真っ白の砂浜と紺碧が美しく透明度抜群、奄美大島屈指の海水浴場「崎原ビーチ」に行けます。(道が狭いので注意です)
隠れ浜が少しだけ見えた
隠れ浜が出る海は普段はこんな感じ
前述のようにかなり深い入り江なので、対岸の岬がくっきり見えます。
4月の27日(火)の干潮時刻の様子。白い砂浜が少し出てきました。
岸から白い道が繋がりかけています。
遠景。左が「一屯(いっとん)」の岬、右が崎原の岬。
この日はまだ干潮位が大きくマイナスになってないので、隠れ浜はわずかしか出ていません。それでも観光の人でしょうか、水着姿で隠れ浜を満喫してる人達がいました。楽しそう。
本日28日と明日29日が本番で、潮位はかなりマイナスになりますからクッキリ出てくるでしょう。天気予報ではあいにくの空模様になるようですが、南の島の天気は目まぐるしく変わるものです。もしかしたら干潮時に晴れ間が出るかも。チャンスのある方は出かけてみて下さい。綺麗ですよ。
ご覧のように空と海が最高。みなさんも機会があれば是非見に行って下さい。
予報に反して快晴になったので、野良作業の足を延ばして見物。流石にけっこう人が来てますね。30台くらいの車がありました。